芥川賞 

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火花/又吉直樹

【あらすじ】
お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。




読んでみました!芥川賞受賞作品。
すっごく面白かったかと言われるとそうでもないかな。
ちょっとくどい部分が多くて、時間の流れが分かりにくかった。
先輩、神谷の笑いのセンスがイマイチ私には理解出来ず、お笑いについての議論がくどく感じてしまったのかもしれません。もう少し、主人公徳永の描写があると感情移入しやすかったと思います。
何となく昭和の匂いがするのは、著者が純文学好きだから?お笑い芸人の苦悩や葛藤が垣間見える作品。
著者のように芸人として成功している人は一握りで、大体は神谷のように埋もれていると思うと切ない気持ちになりました。





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スクラップ・アンド・ビルド/羽田圭介


【あらすじ】
「早う死にたか」
毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、
ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。

日々の筋トレ、転職活動。
肉体も生活も再構築中の青年の心は、衰えゆく生の隣で次第に変化して……。
閉塞感の中に可笑しみ漂う、新しい家族小説の誕生!

誰にでも訪れる可能性がある介護や老いがテーマ。
予備知識なく読み始めたんですが、ぐいぐい惹き込まれ勢いよく読めました。
いつか自分が介護する側になるかもしれないし、確実に自分にも老いは来る訳で、そんな時を想像しながら読みました。
祖父は、常に「死にたい」と言っているのに、生への強い執着を持っている。孫の健斗は、その希望を叶えるために過剰な介護で祖父の動きを奪う。
すっきり終わらないところが余計読者に問いかけてるようで、考えさせられます。
読み終わってからも、何度も思い出してしまう、余韻が残る一冊。個人的には、「火花」より良かった。


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